舘野さんの2024年に見た映画トップ10

【1】オッペンハイマー
公開を待てずに英語版ブルーレイとスクリプトを入手してじっくりと鑑賞しました。キリアンあっての作品だと思いいました。

【2】哀れなるものたち
超絶おすすめされて観に行った作品。観てよかった。

【3】ナポレオン ディレクターズ・カット版 
御年87歳のリドリー・スコット(製作時は86歳だったのかな)がホアキン・フェニックスを主演に迎えてつくった大作。
上映時間も3時間24分と長いのですがしんどさをかんじさせることなく観ることができました。
もっと長くてもよかったんじゃないかと思える一作。あまり評価高くないんですけど僕は十分楽しめた。

【4】三体(Netflix制作の全8話版)
連続ものは得意じゃないですがこれは例外で苦労なく観ることができた。登場人物含めた設定の改変も僕は成功していると思う。

【5】シビル・ウォー アメリカ最後の日
アレックス・ガーランドはビーチの原作を書いた小説家として認識していたのですけれども、知らぬ間に映画監督もやっていました。あ、脚本は書くのは知っていたんですけど。
なんというか奇抜なことをやろうとしているというより、舞台設定を活かして現代の寓話(時代設定は未来だったりしますが)を描くことがこの人の目指しているところな気がします。

【6】アメリカン・フィクション
よかった。こういうの好きなんですよね。
ジェフリー・ライトを「こういうふうに」使うってのは、もうセンスでしかないですね。
監督のコード・ジェファーソンはこれが監督1作目だというのもすごい。

【7】ウルフズ(Wolfs)
Apple TV+でしか観られないのでわざわざ登録して観てみました。
単なるジョージ・クルーニーとブラッド・ピットのプロモーションビデオだったらやだなー……と思っていたんですが、ちゃんと2人を活かした作品になっていました。
設定とストーリーが僕が好きな方面なので評価が甘いのかもしれないです。

【8】リバー、流れないでよ & ドロステのはてで僕ら
別々の作品ですが、今年ヨーロッパ企画デビューした私にとって、いずれも好甲乙つけがたいのでまとめてひとつにしました。
ちょっと反則かもしれないですが。

【9】奇才ヘンリー・シュガーの物語(Netflix)
ロアルド・ダール×ウェス・アンダーソン×ベネディクト・カンバーバッチでおもしろくないわけないですよね。
これ自体は39分の短編ですが、連作があります。

【10】デッドプール&ウルヴァリン
迷えるマーベルにおいて迷わず暴れる潔さ、デッドプールはこうじゃなくっちゃ。でも1作目は超えていないとは思います。