2020年12月19日 オンライン「誰かにプレゼントしたい映画」

*印がプレゼントしたい映画

・スノーマン〈アニメ〉*(毎年16mmフィルムで子供たちに観せていた。映写機で観るスノーマン、全編音楽のみだが味わいがある。哲学的、ラストは悲しいが観せた時の子供たちの反応が楽しみ。)

・ミッドナイト・ファミリー(メキシコシティを舞台に、無認可救急車を生業とするファミリーのドキュメント。救急無線を勝手に傍受して、目的地に向かう闇営業同士のカーチェイスが疾走感があってアドレナリンが出る。)

・ファンタジア〈ディズニー〉*(子供も楽しめるだろうし、安価で手に入るので初めて観る人に贈りやすい。クラシック音楽がとてもいい。)

・ロールスロイスに銀の銃(1970年、バディ刑事ものの走り。アクションコメディで今観るとカーチェイスもゆるい。アポロ劇場に悪人を追い詰めるシーンで公民権運動を行ったアーティストのポスターが映るなど、当時では画期的なメッセージ性も。)

・モダンタイムス*(有名なチャップリン映画。ラストで流れる「スマイル」が映像と合っている。沖縄時代、追っかけていたミュージシャンがこの曲をカバーしていたのでそのファン友達に贈りたい。)

・自由を我等に(モダンタイムスはこの映画のパクリ?と言われたらしいので観てみた。かつて刑務所に入っていた男性2人のすったもんだなストーリー。モダンタイムスよりこっちのが面白かった。)

・ビリー・エリオット*(イギリスの労働階級に育った主役が、「男子の習い事はボクシング」の時代に、親に黙ってバレエを始める。子役がいい。イギリスっぽい。「リトルダンサー」がメジャータイトル。)

・燃ゆる女の肖像(18世紀当時、少数派だった女性画家の話。当時の絵を描く工程が、昔の画材を使っていてすごくうまい。女優が泣くところでは青筋を立て、目を充血させて泣く。カメラワークがエロい。)

・舟を編む*(何年もかけて辞書を作り上げる話。何も事件は起こらないし地味だけどいい映画。編集者がスカウトされるときに「言葉を定義できるセンス」を問われる。宮崎あおいがいい。)

・声優夫婦の甘くない生活(これから観たい作品。イスラエルに移民してきたロシア人の声優夫婦。夫がビデオショップで「クレイマークレイマー」の吹替を再現し、妻が電話口で「百万本のバラ」をアカペラで歌うシーンをトレーラーで観た。)

・ポーラー・エクスプレス*(子供が夜空を走る汽車で北極のサンタに会いに行く。子供が憧れそうな要素が詰まっており、気味の悪さとハッピーが混在したモーションキャプチャー。リアルな不気味さが心に残る。)

・シャーロック〈ドラマ〉(カンバーバッチがセクシーとか格好いいと評されるのが理解できなかったが、これを観たら格好よかった。全部がイギリスっぽい。ワトソンは常識人なのにシャーロックに振り回されるのが好き。キャラがみんな立っている。)

・ラ・ラ・ランド*(この監督作品が好きだったので観てみた。最初は明るいがどんどん悲惨な話になっていくが、ロマンティック要素もあるからいいかな?)

・トワイライトゾーン(語りべが黒人、最近のハリウッドの影響を受けている。深くも面白くもないが、アメリカが強かった時代のムードがよい。)

・メイキング・オブ・モータウン(観たい映画。カリスマがいるわけでもないレーベルのドキュメンタリーなのに、観たい人がこんなにいることに驚き(シネコヤが公開中ほぼ満席)。アーティストのいいとこどり、みんな明るい顔で出てくる。)

・ドライビング・ミス・デイジー*(クリスマスに、デイジーが運転手(モーガンフリーマン)に文字のドリルをプレゼントして「ユダヤ教徒だからクリスマスプレゼントじゃないのよ」というシーンが好き。)

・罪の声

グリコ森永事件の脅迫テープに残された子どもの声の主(星野源)が、他の二人の声の主の人生を追う。別の視点からこの事件を追う新聞記者(小栗旬)とバディになっていく。

この小栗旬はギラギラしてなくて好き。)

・落下の王国〈ザ・フォール〉*(世界遺産がいっぱい出てくる。映像が素晴らしく、旅行に行けない今こそ観たい。入院しているスタントマンが、同室の女の子に話を聞かせるストーリー。)

・アラビアのロレンス(結構観入った。ピーター・オトゥールがかっこいい。前半はよいが後半はみんな仲が悪くなってきてつらい。戦争は悲惨だが、人間性が輝く時なのかも。)

*印がプレゼントしたい映画