2022年8月20日 オンライン「ネイチャー映画」

*印がネイチャー映画です。

・日本沈没*(角川に先駆けた、初のメディアミックス映画。自然は素晴らしいものだが相反して恐ろしい面も持ち合わせている。映画が公開された1970年初頭、世の中にもいろいろ起きており、時代の象徴というか、時代の変わり目、終末感的なものを匂わせる大作だと思う。結論、やはり自然は怖い!)

・シー・ハルク:ザ・アトーニー(マーベルのドラマ、期待せずに観たら全方向に良かった!女性監督なのでジェンダー問題をポップに痛烈に描きつつ、音楽はもちろん、エンタメとしても凄く良い。30分が9話と観やすいし、いろんな楽しみ方ができる作品だと思う。)

・激突!殺人拳(千葉真一の息吹を観てほしい!)

・サウンド・オブ・ミュージック*(物語の中にネイチャーはそれほどないのだが冒頭のドローン駆使かと見まごうほどの空撮シーン、山間の草原に寄り主人公が唄っているところがなんともネイチャー。この映画は母親に何度も観る機会を与えられ、刷り込みに近い感じで染みついているのでその後も幾度となく鑑賞している。僕のネイチャーはこれ!)

・DUNE/デューン 砂の惑星(ここで紹介されたので気になって観てみた。音が音楽というより音響効果的で物語に凄く効いてる。原作が複雑すぎるせいなのか、視聴者が分かっているテイで始まるあたり呑み込めない時間を我慢する必要があり難解。)

・ドラえもん のび太の宇宙小戦争(何で“小”なのかはネタバレになるので言えない。観ていて爽快感がある。)

・モスキート・コースト*(ハリソン・フォードが脂ののっている頃にリバー・フェニックスと共演している作品。西洋的なエゴ、文明と自然、シニカルとコミカル。王道ではない、マイノリティを活かして独自のポテンシャルで語っている感じの映画。何故か配信では見つからない。)

・シェルタリング・スカイ*(アンチアメリカの世界観を持つ人間の物語、最初のシーンから引き込まれる。ベルトルッチはハッとした瞬間を映像にできる監督だと思う。坂本龍一の音楽も素晴らしく隠れがちな映画だけど是非観てほしい。自然とは何なのか、砂漠の前にやはり人間は無力だなぁと。

・セブン・イヤーズ・イン・チベット*(これもネイチャーかなと。配役をうまく生かしており、寄ったり引いたりするカメラワークもうまい。)

・天使の涙(ウォン・カーウァイ作品がシネコヤさんに来るらしいので4Kで観てみたい。まず冒頭の入り方がいい。PVみたいではある。脚本がどこまであるのかわからないけど、誰に何をさせるかなど、見せ方がうまいと思う。温度感や湿度が想像でき、あの時代のあの香港でしか撮れなかった作品。)

・デヴィッド・アッテンボロー: 生命の彩り*(王道いきますw netflixのBBCドキュメンタリー。生物の持つ色に焦点をあてている。限られた色しか見えない生き物や紫外線も見える生き物たちの視界をカメラで再現してくれるので体験できる。自然界は雄のが色彩豊かで必死に雌の気をひくが、人間はなぜ、いつから女のが着飾るようになったのかなぁとふと思った。)

・呪詛(怪談系youtuber界隈でも話題沸騰の台湾ホラー。手ぶれ感のある映像やカメラに向かって話すシーンもあるのでドキュメンタリー観ている感じもある。西洋のホラーにはない湿度というかアジア圏独特な雰囲気が身近に感じる怖さ。よもや日本のホラーは完璧に負けています。そして、母は強し!!と思いました。)

・ミニオンズ・フィーバー(すっごい楽しかった。過去作知らなくても楽しめるけど観ておいた方がなお良き。『月泥棒』の時と比べると物凄く技術が進歩しているのがわかるし、ミニオンズ自体も可愛くなってる。70年代が舞台なのでそのあたりの音楽がテンポよく盛りこまれていて、まさにカンフー&ディスコ感!!)

・WALKABOUT 美しき冒険旅行*(ブルジョアな子どもたちが砂漠に置き去りにされ、アボリジニの少年に出会い野性生活。民族音楽とスタイリッシュな映像がやばい。オープニングとラストの衝撃。ショッキング)

・ハニーランド 永遠の谷*(最近観た中では良かったなぁ)

・プレデター ザ・プレイ*(蛇!狼!熊!ライオン!ネイティブアメリカン!SFホラーのナショナルジオグラフィック)

・ビッグ・リトル・ファーム 理想の暮らしのつくり方*(人と動物と自然が共存する、まさに理想郷に思えるアプリコットレーンファームのドキュメント。愛犬との約束から生まれたというだけで泣けた。)

*印がネイチャー映画です。