2023年はタイムパラドックスを扱った作品にたくさん出会うことができてとても良い年だった。

ヨーロッパ企画の「リバー 流れないでよ」の舞台挨拶において、上田誠はSFというジャンルにおいて、もはや古びてボロボロとなり、虐げられてイカさない存在となり果てた我々に《時間ファン》という素敵な名前をつけてくれたんだけど、他の作品をあげたかったので泣く泣く選外とした（ちなみに《時間ファン》と《埼玉県人》は同義語ではありません）。

「ラ・ジュテ」も好きだけど、万人向けでもないのであげなかった。

ここに特に記して上記２作品は番外選としておきたい。

1. パーム・スプリングス

３位のエブエブもそうだけれど、タイムループものやパラレルワールドものはコメディ、特にラブコメ要素に強いアフィニティがあるんじゃないかと思わせた作品。アホ度は重要。

2. デリシュ！

とにかく映像が素晴らしい。

3. エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス

１位で述べた。

4. 初恋の来た道

可愛い女優を撮らせたら天下一品である。

5. レナードの朝

「まごころをきみに」（エヴァではない）だと勘違いしてまた観てしまったがデ・ニーロがとても良かった。

6. フェイブルマンズ

スピルバーグは監督よりプロデューサーとして一流だと再認識した作品。

7. ほんとうのピノッキオ

２位に同じ。

8. ミス・シェパードをお手本に

全然違うのだけれど、順位的に「イニシェリン島の精霊」（番外選としておく）と競った作品。

9. 返校

女優さんの目の演技がとても気に入っている。

10. AWAKE アウェイク

邦画をひとつ入れたかった。将棋打ちを扱った映画は良いものが多い。

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観て損した映画

「マトリックス レザレクションズ」

時を戻そう